苦言
くげん
名詞頻度ランク #21645 · 青空 65 例
標準
candid advice
文例 · 用例
米国講演の旅から帰った時新聞記者に話したという我学界への苦言にも、日本の学者が慢心するのを心配している心持が十分に酌み取られる。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
ジュール・ロマンという人が、フランス人の作ったいわゆるハイカイを批評した言葉の中におおよそ次のような意味の苦言がある。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
私はこのごろ学生たちには、思い切り苦言を呈する事にしている。
— 太宰治 『新郎』 青空文庫
というのは、実を言えば貴下と吉田さんにはそういった苦言をいつの日か聞かされるのではないかと、かねて予感といった風のものがあって、この痛いところをざくり突かれた形だったからです。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
苦言 伊太利風景の美は羅馬又はカムパニアの郊野に在らず。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
苦言を聞かざるは、信ある友なきなりといへば、こゝには信ある友は絶て無きなるべし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
」三 愛吉は何にもいわず、腕を拱いて目を外して、苦言一針するごとに、内々恐縮の頸を窘める。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
彼の苦言もただヨブより哀哭の反覆を引き出したのみに終った。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫