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死生観

しせいかん
名詞
1
標準
one's opinion on (life and) death
文例 · 用例
子路は別にそんな問題に興味は無かったが、死そのものよりも師の死生観を知りたい気がちょっとしたので、ある時死について訊ねてみた。
中島敦 弟子 青空文庫
ああ、なんという徹底した痛快な死生観ではありませんか。
高神覚昇 般若心経講義 青空文庫
それは、一つは日本人の自然観であり、もう一つは、死生観であります。
――力としての文化 第二話 日本文化の特質 青空文庫
一一 日本人の死生観は、おそらく仏教渡来以前に、その自然観とともに既にはつきりした形を取つてゐたもののやうに思はれます。
――力としての文化 第二話 日本文化の特質 青空文庫
一方、武士道のかういふ死生観は、庶民の間にも影響を与へたと同時に、日本人すべての「生死」といふ観念に、仏教的な厭世思想を超えた、なにかもつと激しい、そして一面には、無頓着と云ひたいほどの特色をもたせる結果となりました。
――力としての文化 第二話 日本文化の特質 青空文庫
この事をはつきり自覚しない以上、日本人の「死生観」といふものは、日本を完全に護り、繁栄に導くことにはなりますまい。
――力としての文化 第二話 日本文化の特質 青空文庫
「武士は食はねど高楊枝」と云ひ、「侍の子は腹がへつても饑じうない」と云つたのはそこでありまして、この、見やうによつては瘠我慢とも称し得る強情一徹は、それだけとしてはなんの役にも立たぬやうに見えますが、実は、これが武士の死生観にもとづく、人間超克の苦行を象徴するものであります。
――力としての文化 第四話 青年の矜りと嗜み 青空文庫
5 自我とは、もちろん、生物学的に他のものから引き離されて存在している自分一個の内部の問題――それの生理や心理や情緒や死生観などを意味するのと同時に、外部――自然や他人や階層や民族や社会や世界――との有機的な関連において認識される自分のことだ。
三好十郎 恐怖の季節 青空文庫