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羨み

うらやみ
名詞
1
標準
envy
文例 · 用例
勿論それを羨みはせぬ。
中原中也 引越し 青空文庫
女も男と同じように働き、学び、考える時代となり、尚上述の条件を男子側より否定されるならば、永遠に、女性の生命は内面の不平を堪えて男子を羨み続けるでありましょう。
岡本かの子 女性の不平とよろこび 青空文庫
蛾をはたき落す猫を羨み讃歎する心がベースボールのホームランヒットに喝采を送る。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
この映画によって吾々の祖先が数万年の間羨みつづけに羨んで来た望みが遂げられたのである。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
少年は今はもう羨みの色よりも、ただ少年らしい無邪気の喜色に溢れて、頬を染め目を輝かして、如何にも男の児らしい美しさを現わしていた。
幸田露伴 蘆声 青空文庫
さて舟子は既「きゃたつ」を海の中にたてゝ、餌匣ととを連ねたるものをも其に結ひつけ終りければ、弟先づ釣竿を携へて「きゃたつ」に上り、兄上羨みたまふな、必ず数多く釣りて見せまうすべしと誇る。
幸田露伴 鼠頭魚釣り 青空文庫
釣魚もおもしろいが養魚はなほ更佳趣の多いことで、二ヶ所の養魚場を見て、自分も一閑地を得たら魚を養ひたいナアと、羨み思ふを免れなかつた。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
富士の姿に満月の襟元を思い浮かめ、三保の松原に天女を抱き止めた伯竜の昔を羨み、駿府から岡部、藤枝を背後に、大井川の渡し賃に無けなしの懐中をはたいて、山道づたいの東海道。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
作例 · 標準
例句