略章
りゃくしょう
名詞
標準
miniature medal
文例 · 用例
妾は案内された部屋に、レジオン・ド・ヌウルの勲一等の赤い略章をつけた肥大した肉体の恰好の好い一人の老人を見出すのでした。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
品も何もない本当の百姓面に、両方のを合せると一尺あまりになる胡麻塩の太い口髯だけ厳めしそうに延ばして、きたない背広のぼろ服の胸に青だの赤だのの略章の勲章を七、八つならべていた。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
それからなおよく聞いて見ると、ゲネラル(将官)で、日露戦争にも出たと言って、たぶんその時に貰った勲章なのだろう、胸の略章の一つを指さして見せた。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
翁は鼠色のアルパカの軽い背広の上衣に黒い袴を穿き、レジヨン・ドノオル(勲一等)の赤い略章を襟に附けて居た。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
ちゃんと口をあいて、すっかり用意のできているその釦孔は、別に不平をいうわけではないが、そうすぐには例の赤リボン(注 レジョン・ドヌール勲章の略章)で飾ってもらえそうにもない。
— HISTOIRES NATURELLES 『博物誌』 青空文庫
上着には略章のいろいろな色だけがつけられていた。
— 宮本百合子 『播州平野』 青空文庫
作例 · 標準
退役軍人の集まりでは、かつての受章を示す略章を胸元につけた高齢の参加者が多く見られた。
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式典の際、彼は正装のジャケットの左胸に誇らしげに小さな略章を並べていた。
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勲章の現物は大切に保管し、普段の制服には略章のみを着用するのが規定となっている。
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