えいや
えいや異読 えいやっ・エイヤ・エイヤッ
感動詞
標準
go for it
文例 · 用例
正月の何日頃であったか、表の呉縁に朝日が暖くさしてる所で、自分が一人遊んで居ると、姉が雑巾がけに来て「坊やはねえやが居なくても姉さんが可愛がってあげるからね」と云ったら「ねえやなんか居なくたってえいや」と云ってたけれど、目には涙を溜めてたそうである。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
妻は自分を見るや泣き声を絞って、何だってもう浮いていたんですものどうしてえいやらわからないけれど、隣の人が藁火であたためなければっていうもんですから、これで生き返るでしょうか……。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
どんなに汚いところじゃって、のんびり手足を伸せる方がなんぼえいやら知れん。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
物理学者はたとえいやいやながらでもこの例にならわなければならない。
— 寺田寅彦 『相対性原理側面観』 青空文庫
一目見て死ぬほど惚れて、二度目には顔を見るさえいやになる、そんな情熱こそはほんとうに高雅な情熱だって書かれていたわねえ。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
)と叱言を言いながら、岸へ来たのを拾おう、と私、えいやっと蹲んだが。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
巳之助は人力車のながえにつながれた綱を肩にかついで、夏の入陽のじりじり照りつける道を、えいやえいやと走った。
— 新美南吉 『おじいさんのランプ』 青空文庫
あんな、薄汚い新聞記者と、喧嘩させて、だまって面白がって見ていやがって、僕は、あんなやつとは、口きくのさえいやなんだぜ。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
作例 · 標準
綱引きの試合で、チームメンバーが「えいや」と気合を入れながらロープを引いた。
水に飛び込む際、少年は思い切って「えいや」と叫んで飛び込んだ。
重い荷物を持ち上げるとき、彼は「えいや」と掛け声を出して力を込めた。
決断の瞬間、彼女は「えいや」とつぶやいて一歩を踏み出した。