相手方
あいてかた異読 あいてがた
名詞頻度ランク #11454 · 青空 222 例
標準
other party
文例 · 用例
将校の動きも、隊長も指揮官も、相手方の部隊の様子も、軍隊の背後に於ける国内の大衆の生活状態も、そこに於ける階級の関係も、すべて戦争と密接な切り離せない関係を持っている。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
それには僧は一々、相手方の女に問い訊しては、事を運ぶのであった。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
訴訟の相手方から資金を出させて、それで利益を生ませて、その金を示談金に向けるなんざあ、一寸ない形式だね。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
これまでになつて此話が破れれば、私は金主に対して済まないことにもなるが、それはまだいいとして、私の本人に申訳が無いし、相手方の代理人の大草さんにも顔向けが出来なくなる。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
かつては自分の相手方であった団菊左の諸名優も相次いで凋落し、後輩の若い俳優らが時を得顔に跋扈しているのを見ると、彼はその仲間入りをするのを快く思わなかったかも知れない。
— 岡本綺堂 『源之助の一生』 青空文庫
「鼻を明ける」とか「鼻を明けてくれる」とかいう言葉なぞはその代表的なものの一つで、一方の決然たる意志を示すと共に、相手方の高慢チキな鼻の表現が引くり返って「アッケラカン」と空虚になった鼻の表現を期待した言葉であります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
その人物になり切ってしまう――見物の中にいい女がいようと、道具方が不行届であろうと、相手方がまずかろうと、人気があろうと無かろうと、そんな事は一切お構い無しに、すべての娑婆世界の利害損失の観念、即ち自己から離れてしまって、その持ち役の人物の性格や身の上を自分の事と思い込んで終う。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
更にこの事実が相手方の共鳴又は反響の程度に依ってありありと証拠立てられるに到っては、鼻の表現研究に対して無限の興味を感じないわけには参りませぬ。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
作例 · 標準
例句