取引先
とりひきさき
名詞
標準
customer
文例 · 用例
取引先々の好意がなくて到底やりとおせられるものでない。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
そこで、近頃はまだ噂の行き亘らぬ吉原方面に場所を変え、そこを取引先との交際場にも、自分の憂さ晴らしにも使うようになった。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
店の旧取引先か遊び仲間の知友以外に京都には身寄りらしいものは一人も無かった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
家は烏川の上流にある室田の旧家で、その家から山の薬草を蒐めて出す取引先の高崎の薬種問屋に青年は預けられていました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
T子女史はそれほどにも、今迄の取引先きなどから疎まれなければならないほど、生活が荒んでゐた。
— 徳田秋聲 『女流作家』 青空文庫
唯った之ぎりの人数だから、近所の取引先きや出入の職人の手伝いもあったが、火さきは早いし、手は廻らず、一番重要な書類を漸とこさ持出したゞけで、商品は殆んど全部が焼けて了ったという。
— 内田魯庵 『灰燼十万巻(丸善炎上の記)』 青空文庫
」 銀行家は、取引先の担保にいかさまな品書きを見つけた折のように、皮肉な笑を見せた。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
彼はさう内輪のことに立ち入つて、知つてない餘所の取引先などには、無を有にして見せるだけの十分の手腕を持つてゐた。
— 水野仙子 『醉ひたる商人』 青空文庫
作例 · 標準
明日の午後は、重要な取引先の担当者が新製品の説明に来社する予定だ。
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担当者は、新年の挨拶回りで1日に10社以上の取引先を訪問した。
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「いつもお世話になっている取引先の方々を招待して、親睦会を開きましょう。」
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