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陸奥

むつ異読 みちのく
名詞頻度ランク #40792 · 青空 548
1
標準
Mutsu (former province located in present-day Fukushima, Miyagi, Iwate, and Aomori prefectures)
文例 · 用例
元禄の頃の陸奥千鳥には――木川村入口に鐙摺の岩あり、一騎立の細道なり、少し行きて右の方に寺あり、小高き所、堂一宇、次信、忠信の両妻、軍立の姿にて相双び立つ。
泉鏡太郎 甲冑堂 青空文庫
汽車は志す人をのせて、陸奥をさして下り行く――早や暮れかゝる日暮里のあたり、森の下闇に、遅桜の散るかと見たのは、夕靄の空が葉に刻まれてちら/\と映るのであつた。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
白河はやがて、鳴きしきる蛙の声、――其の蛙の声もさあと響く――とゝもに、さあと鳴る、流の音に分るゝ如く、汽車は恰も雨の大川をあとにして、又一息、暗い陸奥へ沈む。
泉鏡太郎 続銀鼎 青空文庫
……時に靡きかゝる雲の幽なるさへ、一|天の銀河に髣髴として、然も、八|甲田山を打蔽ふ、陸奥の空は寂しかつた。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
※瑰 陸奥のそとが浜つゞき、浪打ちかくる沙地の中などに、やさしく咲き出でたる※瑰の花の紅なる、あはれ深し。
幸田露伴 花のいろ/\ 青空文庫
廿五日、壬子、陸奥国平泉保の伽藍等興隆の事、故右幕下の御時、本願基衡等の例に任せて、沙汰致す可きの旨、御置文を残さるるの処、寺塔年を追ひて破壊し、供物燈明以下の事、已に断絶するの由、寺僧各愁へ申す、仍つて広元奉行として、故の如く懈緩の儀有る可からざるの趣、今日寺領の地頭の中に仰せらると云々。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
十七日、戊午、陰、和田平太胤長、陸奥国岩瀬郡に配流せらると云々。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
和田平太胤長さまは、その月の十七日に陸奥国岩瀬郡に配流せられまして、それに就いてもまた、あはれな話がございました。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
作例 · 標準
陸奥の国は、昔から豊かな自然に恵まれた地域だった。
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源義経は陸奥へと落ち延び、平泉でその生涯を閉じたとされる。
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現在の東北地方は、かつての陸奥国の一部に当たる。
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