偏執狂
へんしつきょう異読 へんしゅうきょう
名詞
標準
monomania
文例 · 用例
給仕に偏執狂を扱う看護卒のような心得がある。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
その神祕的な意味を解かうとして、私は偏執狂者のやうになつてしまつた。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
その神秘的な意味を解かうとして、私は偏執狂のやうになつてしまつた。
— 萩原朔太郎 『散文詩集『田舎の時計 他十二篇』』 青空文庫
新吉はめずらしく手紙の此の部分だけを偏執狂のように読み返えし読み返すのをやめなかった。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
あなたが贋乞食であることくらい、あなたがこゝへ来て十日も経たないうちに彼は嗅ぎ出しましたさ」 学者乞食の花田は廃朽の自然物から何か価値を取出すことに魅惑を持ち、偏執狂的にその在所を究めずには措かない。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
彼は指の偏執狂だった。
— 佐左木俊郎 『指と指環』 青空文庫
死んだ愛人の彰子の手のように素晴らしく綺麗で立派な指を探ろうとする偏執狂だった。
— 佐左木俊郎 『指と指環』 青空文庫
レーニンは裏切り者カウツキーによって偏狭どころか、偏執狂とさえ云われた。
— ――四月の二三の作品―― 『同志小林の業績の評価によせて』 青空文庫
作例 · 標準
彼は切手の収集に関して異常なほどの執着を見せる偏執狂で、財産のほとんどをそれに注ぎ込んでいる。
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その映画の犯人は、特定の数字の羅列にこだわる偏執狂的な性質を持ったシリアルキラーとして描かれていた。
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隣人は夜中になると庭の雑草をピンセットで一本ずつ抜くという、偏執狂としか思えない行動を毎晩繰り返している。
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