風速
ふうそく
名詞頻度ランク #19784 · 青空 100 例
標準
wind speed
文例 · 用例
旋風内の最高風速はよくはわからないが毎秒七八十メートルを越える事も珍しくはないらしい。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
しかし実際の事がらは決してこのように簡単ではなくて、人々の感覚は気温と共存する湿度、気圧風速日照等によるのみならず、人々のその瞬間以前におけるありとあらゆる物理的生理的心理的経験の総合された無限に多元的な複合の無限な変化によって、無限に多様な変化を見せるであろう。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
風速の強いときほど概してこの扇形の頂角が小さくなるのが普通で、極端な例として享保年間のある火事は麹町から発火して品川沖へまで焼け抜けたが、その焼失区域は横幅の平均わずかに一二町ぐらいで、まるで一直線の帯のような格好になっている。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
もしも最初の南々西の風が発火後その方向を持続しながら風速を増大したのであったらおそらく火流は停車場付近を右翼の限界として海へ抜けてしまったであろうと思われるのが、不幸にも次第に西へ回った風の転向のために火流の針路が五稜郭の方面に向けられ、そのためにいっそう災害を大きくしたのではないかと想像される。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
延焼を支配するものは当時の風向風速気温湿度等のみならず、過去の湿度の履歴効果も少なからず関係する。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
そこで今度は飛行機翼の模型を作って風洞で風を送って試験してみたところがある風速以上になると、補助翼をぶらぶらにした機翼はひどい羽ばたき振動を起こして、そのために支柱がくの字形に曲げられることがわかった。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
もっとも、地上数メートルの間では風速は地面から上へと急激に増すから、電線の高さでは人間の感ずるよりはいくらか強い気流があるには相違ない。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
いちばん安全な方法はやはり野外でたくさんの観測を繰り返し、おのおのの場合の風向風速、太陽の高度方位、日照の強度、その他あらゆる気象要素を観測記録し、それに各場合の地形的環境も参考した上で、統計的分析法を使用して、各要素固有の効果を抽出することであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
作例 · 標準
台風の接近に伴い、最大風速が40メートルを超える恐れがあると予報が出た。
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「うわあ、風速計の数値がどんどん上がっていくぞ、外は危険だ!」
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穏やかな海面も、風速が上がれば一気に激しい白波が立ち始める。
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