暗喩
あんゆ
名詞
標準
metaphor
文例 · 用例
「うぐひす」には、これまでの詩の華麗流麗な綾に代る人生行路難の暗喩がロマンティックな用語につつまれつつ、はっきり主体をあらわしている。
— 宮本百合子 『藤村の文学にうつる自然』 青空文庫
邯鄲夢の枕の物語が語っているとおり、当時の未熟な荒っぽいインテリゲンツィア否定論などに対して、この作者は、そういう熱っぽいいきりたちもやがてさめる夢であろう、という暗喩を示したものと思われる。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
それなので、紆余曲折をたどたどしく辿って行って、最初からの経過を吟味してみても、だいたい乾板などという感光物質によって、標章形象化される個所は勿論のことだが、それに投射し暗喩するような、連字符一つさえ見出されないのである。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
これは、読んで読んで鼻についたほどの、アリスの不思議国行脚ですけど、このなかには、青蟲や泣き海亀やロック鳥などが、この世にない、ふしぎな会話をかわし人真似をしながら、暗喩寓喩の世界を真しやかに語りだすのです。
— 小栗虫太郎 『方子と末起』 青空文庫
それには、暗喩も誇張もありません。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
或はそこに暗喩を感じる事が出来たのかとも思ふが、此歌全体の大体の意義さへよく説かれてゐないのは、事実である。
— その外輪に沿うて 『古代民謡の研究』 青空文庫
此歌、又、何となくある恋情を暗喩するらしい様な気もする。
— その外輪に沿うて 『古代民謡の研究』 青空文庫
此様式が「何曾(謎)」を生み、暗喩の遊戯「大和詞」逆発想の「入間様」を生む導きになる。
— 折口信夫 『「しゞま」から「ことゝひ」へ』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗喩について考えている。
暗喩という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗喩の意味を理解している。
この文には暗喩が含まれている。