五体満足
ごたいまんぞく
名詞形容動詞
標準
with no physical defects
文例 · 用例
五体満足な男一匹が女や腰抜の所為をして筆屋の御奉公をして腐れ死をして了つては国家に対する義務が済むまい。
— 内田魯庵 『貧書生』 青空文庫
五体満足な男に生れながら、ひ弱く育ったばかりに、親の敵を討つこともならず、敵の姿を見付けると、泥棒猫のように逃げ廻らなきゃならないとは――」 山之助は又も男泣きに泣くのでした。
— 群盗 『銭形平次捕物控』 青空文庫
丸山勇仙の死体は拾い起して見ると――これは五体満足ではあるけれども、すでに硬直し、冷却していることは仏頂寺以上で、ただ、何をもって死んだか、殺されたかの形跡が明らかでない。
— 新月の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
――平八自身が不自由な躯で、道場の経理などという、身につかぬ事務をやっているのに、五体満足なおれが心配をかけるのは不当だ。
— 山本周五郎 『花も刀も』 青空文庫
火のそばにいた二人に会釈して、包帯を解き始め、胸札を外し、すっと五体満足に立ちあがり、ポケットからベーコンを取り出した。
— A Front of Brass 『鉄面皮』 青空文庫
もっとも、千早の城兵はいま、五体満足なのはほとんど少ない。
— 千早帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
生まれてきてくれた赤ちゃんが五体満足で、心から安心した。
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彼は五体満足でありながら、なぜかいつも不満そうだ。
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五体満足でいられることのありがたさを日々感じている。
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