八重
やえ
名詞頻度ランク #38460 · 青空 1627 例
標準
multilayered
文例 · 用例
八重桜多き由なれど花なければ吾には見分け難し。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
今日御帰りで御ざいますそうな」と御八重が来る。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
そうしてその碑石が八重葎に埋もれた頃に、時分はよしと次の津浪がそろそろ準備されるであろう。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
近頃絵が面白くなった末から二番目の八重子は水彩絵具と筆とを買って規定の金額は一度に使ってしまった。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
私が読書している隣りの室で、八重子と宗二とがひそひそ話し合っては、宗二が何か半紙へ書いていると思ったら、それは八重子作の御伽噺を兄が筆記しているのであった。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
八重子の日記にはおやつやおかずの事がだいぶ詳しくかいてあった。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
それを聞くと八重子と冬子が今年も銀座へ連れて行ってくれと云い出した。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
それは三月の末の晴れた日で、小幡の屋敷の八重櫻にも青い葉がもう目立つてゐた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
その花は、八重に重なった花びらが美しかった。
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八重のカーテンが部屋の光を優しく遮っていた。
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彼は八重に折りたたまれた手紙をそっと開いた。
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