紅血
こうけつ
名詞
標準
red blood
文例 · 用例
而も名利の為にせずんば、何を苦んでか、紅血を民人に流さしめて、白帽を藩王に戴かしめしぞ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
即ち好運を牽き出す人は常に自己を責め、自己の掌より紅血を滴らし、而して堪へ難き痛楚を忍びて、其の線を牽き動かしつゝ、終に重大なる體躯の好運の神を招き致すのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
自己の掌より紅血を滴らすか、滑澤柔軟のもののみを握るか、此の二つは、明らかに人力と運命との關係の好否を語る所の目安である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
(手首を取って刃を腕に引く、一線の紅血、玉盞に滴る。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
即ち幸運を引き出す人は常に自分を責め、自分の掌から紅血を滴らし、そして堪え難い苦痛を忍んでその綱を引き動かして、終に大きな体躯の幸運の神を招致するのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
自分の掌より紅血を滴らすか、手触りのよい柔らかなものだけを握るか、この二ツは、明らかに人力と運命との関係の良否を語る目安である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
殷紅血を流すが如き夕燒の空を背にして進みゆくほどに、暮靄、乾坤を封じて、老杉の下の小路くらく、燈を點ずる頃、鹿野山宿に達す。
— 大町桂月 『房州紀行』 青空文庫
男といはず女といはず、既に十三、十四、十五、十六、といふ年齡の五十幾人のうら若い胸、それが乃ち火を待つばかりに紅血の油を盛つた青春の火盞ではないか。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
作例 · 標準
紅血は、酸素を運ぶ重要な役割を担っています。
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傷口から鮮やかな紅血が流れ出ました。
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彼の頬には、運動した後の健康的な紅血が差していました。
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