競り売り
せりうり
名詞動詞-サ変
標準
auctioning
文例 · 用例
見ると、やや立離れた――一段高く台を蹈んで立った――糶売の親仁は、この小春日の真中に、しかも夕月を肩に掛けた銅像に似ていた。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
これが小さな野菜市、小さな糶売場である。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
第一、この角の黒渋赤渋の合羽屋が、雑貨店にかわって、京焼の糶売とは、何事です。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
父の書斎道具や骨董品は蔵書と一緒に糶売りをされたが、売り上げ代はとうとう葉子の手にははいらなかった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
万年筆売り(一円位から十四五円)、友禅のセリ売り(負けたところで一丈五尺一円二三十銭から三四円まで)、ガスの靴下やメリヤスのシャツの糶売り(前同様で一円から四五円まで)、銀台|鍍金の銀眼鏡と鎖売り(三四円から七八円)、水晶の印形売り(同じく一円以上)なぞ数え立てて来ると際限もない。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
若松で、呉服物の糶売をして、かなりの財産をつくっていた父は、長崎の沖の天草から逃げて来た浜と云う芸者を家に入れていた。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
少し資本をこしらえて来て、唐津物の糶売りをしてみたい、これが唯一の目的であった。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
」 私は、長崎の石畳の多い旧波止場で、義父が支那人の繻子売りなんかと、店を並べて肩肌抜いで唐津の糶売りしているのを思い出した。
— 林芙美子 『清貧の書』 青空文庫
作例 · 標準
この骨董品市場では、貴重な品々が競り売り(せりうり)にかけられる。
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農産物の競り売り(せりうり)は、市場の活気を象徴する光景だ。
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彼は、オークション(競り売り)で根気強く入札を続け、目的の品を手に入れた。
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