寺域
じいき
名詞
標準
temple grounds
文例 · 用例
寺は曹洞派の名刹で、明治以後は大いに寺域を縮少されたが、江戸時代には境内二万坪にも近く、松、杉、桜の大樹が枝をかわして、見るから宏壮な古寺であった。
— 夜叉神堂 『半七捕物帳』 青空文庫
この塔、もとは淨法寺の域内にありたれど、今は寺域より離れて畑の中にたてるにても、この寺のいたく衰微したることは知られつ。
— 大町桂月 『八鹽のいでゆ』 青空文庫
かの春日局の寺で、大きい寺域の周囲が総てからたちの生垣で包まれているので、俗にからたち寺と呼ばれていた。
— 岡本綺堂 『亡びゆく花』 青空文庫
もう此処はサクレエ・クウル寺の寺域なのである。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
門はあっても、扉もない、出入自在な寺域は、いつか、彼女のあとになった。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
」 と、叫ぶと、タッと、両の股のあたりを、平手で叩くと、それこそ、鉄砲玉のように、闇太郎は、泰仁寺の、寺域めがけて駆け出した。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
寺域の静寂もありますが、第一に寺院建築が好きなのです。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
現に鹿兒島市福昌寺域内に建てり。
— 西郷隆盛 『遺篇』 青空文庫
作例 · 標準
この寺域には、樹齢数百年の杉の木が立ち並んでいる。
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静かな寺域を散策すると、心が落ち着く。
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寺域の奥には、ひっそりとたたずむ小さな祠があった。
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