幻辞.com

油断なく

ゆだんなく
副詞
1
標準
alertly
文例 · 用例
主膳、近侍を呼び止めて、T「門前にふんぞり七兵衛と申す御用聞がうろうろ致して居る」 と言ってなりひらの方をジロリと睨んで、T「その七兵衛に斯う申せ」 と言って、T「お尋ね者のなりひら小僧が拙宅に忍び込んだ」 えッ、となりひら油断なく大刀を掴む。
山中貞雄 なりひら小僧 青空文庫
油断なく、そろっと進む、けれども何もわからない。
太宰治 八十八夜 青空文庫
一方のすみには熊鷹のような悪漢フレッドの一群が陣取って何げないふうを装って油断なくにらまえている。
寺田寅彦 映画雑感(1) 青空文庫
残りのものは油断なく車室中にピストルを向けてにらみつけてゐました。
宮沢賢治 氷河鼠の毛皮 青空文庫
小十郎は油断なく銃を構えて打つばかりにして近寄って行ったら熊は両手をあげて叫んだ。
宮沢賢治 なめとこ山の熊 青空文庫
広い屋敷内に朝顔の花が咲くと、必ずその家に何かの凶事があるというので、夏から秋にかけては中間どもが屋敷の庭から裏手の空地まで毎日油断なく見まわって、朝顔夕顔のたぐい、仮りにも花の咲きそうな蔓をみると片っ端から引き抜いてしまうことになっている。
朝顔屋敷 半七捕物帳 青空文庫
次第に東京の空襲がはげしくなったが、丸山君の酒席のその招待は変る事なく続き、そうして私は、こんどこそ私がお勘定を払って見せようと油断なく、それらの酒席の帳場に駈け込んで行っても、いつも、「いいえ、もう丸山さんからいただいております。
太宰治 酒の追憶 青空文庫
それから扉を閉め、椅子を鍵穴のところに持って行って、一秒の間も油断なく、室内を熱心に覗いていた。
萩原朔太郎 ウォーソン夫人の黒猫 青空文庫
作例 · 標準
警備員は、暗闇の中を油断なく見張っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼女は、新しい環境に油断なく、慎重に行動した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
探偵は、犯人の些細な油断も見逃さないように、油断なく捜査を進めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
油断なく(ゆだんなく) — 幻辞.com