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宿痾

しゅくあ
名詞
1
標準
chronic disease
文例 · 用例
それに、年来の宿痾が図書館の古い文献を十分に調べることを妨げた。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
巻頭の辞を書いた思案外史は早くから表面の活動よりは縁の下の力持の役廻りをして、乙羽なき後の硯友社の総務として『文芸倶楽部』の一角に巨頭を振っていたが、数年前から宿痾のために全く文壇を隠退してしまった。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
(大杉と別れた後の堀保子は大杉は必ず再び自分の懐ろに戻ってくるものと固く確信して孤独の清い生涯を守っていたが、大杉が果敢なくなった後はその希望も絶えて、同棲時代からの宿痾が俄に重って、去年の春|終に大杉の跡を追って易簀した。
内田魯庵 最後の大杉 青空文庫
その頃私はパリーで再発した宿痾を郷里へ持ち帰って、ずっと寝床の上に居たが、講談倶楽部に連載された氏の作「愛の十字架」は次の号が待たれたほど面白かった。
小酒井不木 国枝史郎氏の人物と作品 青空文庫
マルキシズムの立場で書かれているわけなのだろうが、敗北主義で、政治と文学との見解は、ブルジョア・インテリゲンチアの宿痾、二元論だ。
――「ナップ」第三回大会にふれて―― 文芸時評 青空文庫
私は母と同じ種類の宿痾からそうやって苦痛と闘っていられる姿を全くひとごとならず感じた。
宮本百合子 白藤 青空文庫
つづいて、野呂栄太郎が検挙され、このひとは宿痾の結核のために拷問で殺されなくても命のないことは明白であると外部でも噂されている状態だった。
宮本百合子 解説(『風知草』) 青空文庫
止むを得ない周囲の事情のため多年宿痾の療養をなおざりにしていたことを嘆じながら、診断を受けてみると、もう手遅れかもしれぬと宣告されたときのことだ。
原民喜 雲の裂け目 青空文庫
作例 · 標準
長年の不摂生がたたって、彼は慢性的な宿痾に苦しんでいた。
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この病は、一度かかると治りにくい宿痾となることがある。
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宿痾を抱えながらも、彼は前向きに日々を生きている。
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