裳着
もぎ
名詞頻度ランク #32033 · 青空 37 例
標準
Heian-period coming-of-age ceremony for girls
文例 · 用例
新築して外孫の内親王方の裳着に用いて、美しく装飾された客殿があった。
— 花宴 『源氏物語』 青空文庫
二条の院の姫君が何人であるかを世間がまだ知らないことは、実質を疑わせることであるから、父宮への発表を急がなければならないと源氏は思って、裳着の式の用意を自身の従属関係になっている役人たちにも命じてさせていた。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
ともかくも裳着の式を行なおうと思って、その儀式の日の用意を始めさせた。
— 行幸 『源氏物語』 青空文庫
十六日からは彼岸になって、その日は吉日でもあったから、この近くにこれ以上の日がないとも暦の博士からの報告もあって、玉鬘の裳着の日を源氏はそれに決めて、玉鬘へは大臣に知らせた話もして、その式についての心得も教えた。
— 行幸 『源氏物語』 青空文庫
十六日の朝に三条の宮からそっと使いが来て、裳着の姫君への贈り物の櫛の箱などを、にわかなことではあったがきれいにできたのを下された。
— 行幸 『源氏物語』 青空文庫
東の院の人たちも裳着の式のあることを聞いていたが、贈り物を差し出てすることを遠慮していた中で、末摘花夫人は、形式的に何でもしないではいられぬ昔風な性質から、これをよそのことにしては置かれないと正式に贈り物をこしらえた。
— 行幸 『源氏物語』 青空文庫
内大臣は重々しくふるまうのが好きで、裳着の腰結い役を引き受けたにしても、定刻より早く出掛けるようなことをしないはずの人であるが、玉鬘のことを聞いた時から、一刻も早く逢いたいという父の愛が動いてとまらぬ気持ちから、今日は早く出て来た。
— 行幸 『源氏物語』 青空文庫
燈火を普通の裳着の式場などよりもいささか明るくしてあって、父がめぐり合って見る子の顔のわかる程度にさせてあるのであった。
— 行幸 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の貴族の娘は、十二歳頃に裳着という通過儀礼を行った。
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源氏物語には、紫の上の裳着の様子が美しく描写されている。
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裳着は、少女が大人になったことを社会的に認める重要な儀式だった。
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