臓腑
ぞうふ
名詞
標準
entrails
文例 · 用例
その行李の中には、死んだ人間の臓腑のように、「もう役に立たない」ものが、詰っていた。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
ありゃ腐った臓腑だけっか入ってねえんだ。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
彼の吐いたものは泥の代りに血ににじんだ臓腑であった。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
彼は、瞑っても、開けても、その眼で、糜れた臓腑を見た。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
屍体とX光線 生きている人体の腹部をX光線で照らし写真を撮っても胃や腸を識別する事が出来ぬが、死後間もなく写して見ると明らかにこれらの臓腑の所在がわかる。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
つまり早撮りが出来ぬから運動している臓腑を写す事が出来ぬ。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
そこには、兎が臓腑を出し、雪を血に紅く染めて小児のように横たわっていた。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
そして若い柔らかい頭の中から、美に対する正しい感覚を追い出すためにわざわざ考案されたような、いかにもけばけばしい、絵というよりもむしろ臓腑の解剖図のような気味の悪い色の配合が並べられている。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
作例 · 標準
医療ドラマで、外科医が患者の臓腑を精密に縫合するシーンを見た。
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苦しくて、まるで臓腑がひっくり返るような感覚だった。
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「ああ、お腹がいっぱいすぎて、臓腑がはちきれそうだ!」
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