押し入り
おしいり
名詞
標準
breaking into
文例 · 用例
なかば叫ぶような喜びの声をあげて老人はその中へ押し入り、たちまち以前の態度に返って、何も明らかな目当てもなく、人込みの中をあちらこちらと歩き廻った。
— THE MAN OF THE CROWD 『群集の人』 青空文庫
彼が持ち逃げせる金の内には大功は細瑾を顧みずちょう豪語を楯となせる神奈川県の志士が、郡役所の徴税を掠めんとして失敗し、更に財産家に押し入りて大義のためにその良心を欺きつつ、強いて工面せる金も混じりしぞや。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
オヤオヤと驚いていますと、塀を登って這入った男が内から門をギイッと明ますと、仲間の者は皆、長刀や太刀を抜き放して、ドヤドヤと門の中へ押し入りました。
— 菊池寛 『三人兄弟』 青空文庫
高飛びしたものであったら、あとへわざわざ下帯などを洗いすすいで宵干ししておく酔狂者はないはずでしたので、ちゅうちょなく中へ押し入りました。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
」 一刻も猶予ならぬもののようにおどり上がると、三日まえからたてこもっているという聞き捨てがたき土蔵のかぎをこじあけさせながら、ちゅうちょなく押し入りました。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
「はてな、目が狂ったのかな」 いうように、じろじろと見ながめていましたが、事の急は非業を遂げたとかいうそれなる女の検死が第一でしたから、まず現場へと押し入りました。
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
ついてきな……」 そこのへいつづきの境から横へ回って、くぐりをあけると、忍びやかに裏庭へ押し入りました。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
」 同時に、つかつかとそこのお勝手口から押し入りました。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
例句