支配層
しはいそう
名詞
標準
ruling class
文例 · 用例
尤も社会の支配層にとっては、この状態は大して学生生活の歪曲でもないと考えられるかも知れない。
— 戸坂潤 『学生の技能と勤労大衆』 青空文庫
誰もそんな事は口には出さぬが、支配層の言動を総合するとそう診断せざるを得ない。
— 戸坂潤 『学生の技能と勤労大衆』 青空文庫
社会の支配層は民衆のための教育に就てなど、真面目に考えてはいないと言ったが、本当に学生生活について真面目に考えている人間は当局に椅子は占め得ない、いや社会に於ても足の四つある椅子には腰かけていられないのである。
— 戸坂潤 『学生の技能と勤労大衆』 青空文庫
それは要するに今七十一議会に於ても明らかであったように、正常な意味での質問をさえ遠慮するという誓約に他ならなかったのだが、そういう重大結果にも拘らず、近衛内閣のこの挙国一致要求は、挙国一致的に、支配層全般ばかりでなく凡庸な民衆にとっても評判がいいのである。
— 戸坂潤 『思想動員論』 青空文庫
氏は支配層に向かっては相当意地の悪い殆んど唯一の軍事評論家だ。
— 戸坂潤 『戦争ジャーナリスト論』 青空文庫
ところが、肝腎の近代の黎明であるルネッサンス前後に(十六世紀)日本の支配層が小さく安全に自分の権力を確保しようとして、厳しい鎖国政策を執ったために、ヨーロッパがその後急速に近代化した三、四世紀の間を、日本は全く孤立して、独善的に生産も経済も全くおくれた土台のまま封建社会の生活に過して来たのであった。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
試衛館が、江戸にありながら、実質上は武州の多摩郡一帯の、身分からいって「農」を代表する、農村支配層の上に築かれていた点である。
— 服部之総 『新撰組』 青空文庫
応仁の乱以後日本では支配層の入れ替えが行なわれた。
— ――キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況―― 『埋もれた日本』 青空文庫
作例 · 標準
富が一部の支配層に集中し、一般市民の生活が困窮を極めている現状を変えなければならない。
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支配層の間で交わされる社交界の会話には、常に複雑な権力闘争の思惑が絡んでいる。
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教育制度の改革は、固定化された支配層の特権を打破するための第一歩となるはずだ。
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