襟
えり
名詞頻度ランク #18138 · 青空 3437 例
標準
collar
文例 · 用例
げにもつれ易い感傷の綱の海を漕ぎゆくためには、否応なきストイシスムを身に付けて、胸襟打開いて事に当る平明さを、諦らめる覚悟が要ります。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
首がふとく、襟脚はいやに鈍重な感じで、顎の下に赤い吹出物の跡を三つも僕は見つけた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
大隅君は独り息子であるから、ずいぶん可愛がられて、十年ほど前にお母さんが死んで、それからは厳父は、何事も大隅君の気のままにさせていた様子で、謂わば、おっとりと育てられて来た人であって、大学時代にも、天鵞絨の襟の外套などを着て、その物腰も決して粗野ではなかったが、どうも、学生間の評判は悪かった。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
此の處、年の頃十八九と見える色白の、艶然とした中形單衣、夜目にも透いて見える襟脚の確乎白きに、烏羽玉色の黒髮を潰し島田に結んだ初初しさ、濃紫の帶を太鼓に結んだ端が二寸許り、たれてその先が地に着かんとして觸れ合つて居る。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
『やつちまへ』『疊ん仕舞へ』彌次馬の聲援、畢竟は我が味方と、芳は勇み立つて、無手と對手の襟髮を掴むや、馬手の下駄は宙を飛んで、その頬桁を見舞はんとす。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
小さい新聞紙の包を大事そうにかかえて電車を下りると立止って何かまごまごしていたが、薄汚い襟巻で丁寧に頸から顋を包んでしまうと歩き出した。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
竹村君は外套の襟の中で首をすくめて、手持無沙汰な顔をして娘の脱ぎ捨てた下駄の派手な鼻緒を見つめていたが、店の時計が鳴り出すと急に店を出た。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
竹村君は前屈みになって硝子箱の中に並べたまじょりか皿をあれかこれかと物色しているが、頭の上の瓦斯の光は薄汚い鼠色の襟巻を隠す所もなく照らしている。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
作例 · 標準
シャツの襟が少し汚れていたので、洗濯することにした。
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このコートは、スタンドカラーの襟がおしゃれだ。
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マフラーを巻くときは、襟元がもたつかないように注意する。
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標準
nape of the neck
作例 · 標準
彼女は、そっと彼の襟(うなじ)に手を置いた。
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暑さのせいか、襟(うなじ)に汗が滲む。
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子供の襟(うなじ)に、小さなアザがあった。
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ウィキペディア
襟・衿(えり)は、衣服において、首を取り囲む所につけられている部分。英語のカラー(collar)に相当するが、本来、カラーは衣服の身頃との接合とは関係なく頸部につける円筒状の物の総称をいう(後述)。
出典: 襟 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0