下疳
げかん
名詞名詞-の形容詞
標準
chancre
文例 · 用例
斯様な世の中になれば梅毒、痳病、軟性下疳などの花柳病が忽ち拡がつて止まる所を知らぬであらうが、梅毒は甚しく身体を弱くし特に神経系を犯せば痲痺性痴呆などと云うて、長くても二三年で必ず死ぬ恐ろしい精神病を生ずる。
— 丘浅次郎 『人類の将来』 青空文庫
芸者買の面白さは人を有頂天ならしめ下疳の痛さは丈夫を泣かしむ。
— 永井荷風 『偏奇館漫録』 青空文庫
天然痘や硬性下疳(梅毒)の毒性物質はそれらの結果だけから認識されるもので、物理的性質によるのではない。
— ON THE MODE OF COMMUNICATION OF CHOLERA (1854) 『コレラの伝染様式について』 青空文庫
病名のところに「軟性下疳」と書いてあるのだが、その病気がどんな病気か彼女には見当がつかぬ。
— 岸田國士 『火の扉』 青空文庫
ハンターは淋病の膿と思ったものを自分に接種しその場所に下疳(*梅毒)ができた。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
[ハンターが自分への接種に使った尿道分泌物は少なくとも一部は尿道内にできた梅毒下疳からのものであったと推定される。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
梅毒の毒が「よた話」であるというブルセー学説を確かめるために1人の学生は梅毒の新鮮な潰瘍から膿を自分の腕に接種し典型的な下疳になった。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
すなわち下疳は「局所の刺激状態以上のもの」ではなく散らせばよいので胃腸管向けの治療を行った。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
作例 · 標準
梅毒の初期症状として、下疳が性器に現れることがある。
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下疳は痛みを伴わないことが多く、気づきにくい場合もある。
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彼は性病の検査を受け、下疳が見つかった。
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