仮小屋
かりごや
名詞
標準
booth
文例 · 用例
二千年の歴史によって代表された経験的基礎を無視して他所から借り集めた風土に合わぬ材料で建てた仮小屋のような新しい哲学などはよくよく吟味しないと甚だ危ないものである。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
住持の透鱗はじめ僅かばかりの寺の人数は裏の竹藪の中に仮小屋を作りうずくまって住んでいた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
慧鶴を心配して様子を見に来たり仮小屋へ連れ込もうとした。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
私はここにいる三人はみな無の深淵の上に壊れやすい仮小屋を建てて住んでいる人間たちなのだと感じた。
— 九鬼周造 『小唄のレコード』 青空文庫
荒びすさんだ焼跡の仮小屋の慰藉になるものは金魚以外にはない。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
しかし、家は海嘯のために持って往かれたので、その跡へ仮小屋をこしらえて住んでいるから、女房は驚くだろうとも思った。
— 田中貢太郎 『月光の下』 青空文庫
焼け跡で鍬を持って掘っていたり、トタンの半焼けになったのを持って来て、仮小屋をこしらえていたりする者が多くなった。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
河岸には仮小屋を並べてたくさんの者が避難していた。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
作例 · 標準
お祭りで、自分たちの工芸品を売るために仮小屋を設営したんだ。
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チケット売り場は、ただの小さな仮小屋だったよ。
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彼は一日中、寒い仮小屋で作業していた。
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