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周密

しゅうみつ
形容動詞名詞
1
標準
scrupulous
文例 · 用例
けれども学士会院がその発見者に比較的の位置を与える工夫を講じないで、徒らに表彰の儀式を祭典の如く見せしむるため被賞者に絶対の優越権を与えるかの如き挙に出でたのは、思慮の周密と弁別の細緻を標榜する学者の所置としては、余の提供にかかる不公平の非難を甘んじて受ける資格があると思う。
夏目漱石 学者と名誉 青空文庫
此家の主人の処世の老練と、観照の周密と、洞察力の鋭敏とは、一切を識破して、そして其力を用いて、将に発せんとする不幸の決潰を阻止せんとするのである。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
こんな為事は昔取った杵柄で、梅なんぞが企て及ばぬ程迅速に、しかも周密に出来る筈のお玉が、きょうは子供がおもちゃを持って遊ぶより手ぬるい洗いようをしている。
森鴎外 青空文庫
周密の『癸辛雑識』続上に、北方の野猪大なるもの数百斤、最もにして猟りがたし、毎に身を以て松樹を摺り脂を取って自ら潤し、しかる後に沙中に臥し沙を膏に附く。
猪に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
が、興に乗じた気焔の飛沫で豪そうな事をいっても、根が細心周密な神経質の二葉亭には勝手に原文を抜かしたり変えたりするような不誠実な所為は決して出来ないので、「むやみと訳しなぐるんだ」といいつつも世間の尋常翻訳と比べてはやはり忠実に原文に従っていた。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
最初、彼らは革命の失敗者として、清盛を罵り、平家の一門を呪い、陰謀の周密でなかったことを後悔し、悲憤慷慨に夜を徹することが多かった。
菊池寛 俊寛 青空文庫
ところが、日々に進み拓けてゆく社会生活の全事情とそれにつれて、より周密に探求されてゆく文学理論の進歩につれて、日本以外の国では、これまで機械的な傾きで哲学と文学とが結びあわされていた創作方法の課題も飛躍的に発展した。
宮本百合子 今日の文学の展望 青空文庫
作品の縦糸としては、細川忠利と家臣阿部彌一右衛門との間にある永年の感情的なしこりが、性格と性格との間に生じるさけがたい共感と反撥の姿として周密にとりあげられている。
宮本百合子 鴎外・芥川・菊池の歴史小説 青空文庫
作例 · 標準
彼は周密な計画を立て、どんな状況でも冷静に対処できる準備をしていた。
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このプロジェクトの成功は、チームの周密な協力体制があってこそだ。
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周密な調査に基づいて、この事件の真相を突き止めましょう」と刑事は言った。
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