牽引力
けんいんりょく
名詞
標準
pulling power
文例 · 用例
大凧が充分に風をはらんで揚がる時は若者の二人や三人は引きずられるくらいの強い牽引力をもっている。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
自分の一生を小さい陥穽に嵌め込んでしまう危険と、何か不明の牽引力の為めに、危険と判り切ったものへ好んで身を挺して行く絶体絶命の気持ちとが、生れて始めての極度の緊張感を彼から抽き出した。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
自分の一生を小さい陥※に嵌め込んで仕舞う危険と、何か不明の牽引力の為めに、危険と判り切ったものへ好んで身を挺して行く絶体絶命の気持ちとが、生れて始めての極度の緊張感を彼から抽き出した。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
其所に聊か人を魅する牽引力を失う恐が潜んでいるという意味でも読みづらい。
— ――長塚節著『土』序―― 『『土』に就て』 青空文庫
徒歩のみによる行軍の速度と、人力による車の牽引力と、冬へかけての胡地の気候とを考えれば、これは誰にも明らかであった。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
其所に聊か人を魅する牽引力を失ふ恐が潛んでゐるといふ意味でも讀みづらい。
— 長塚節 『土』 青空文庫
彼等の最初に踏んだ土の強大な牽引力は永久に彼等を遠く放たない。
— 長塚節 『土』 青空文庫
私は彼の詩風を他人がよく、千家元麿氏の流れをくんだ平明さを追ふものだといふ言葉をきくことがあるが、私はさうは思へない、千家氏からは不用意な素朴さの牽引力を感じるに反して、彼は細心な野性をもつてゐる、この点ではずつと象徴的である。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
作例 · 標準
この小型エンジンは、見た目以上の牽引力を持っており、急な坂道も難なく登る。
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リーダーには、周囲を巻き込んで目標に向かわせる強い牽引力が求められる。
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ブランドの牽引力を維持するために、常に新しいデザインを投入し続けなければならない。
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