原動力
げんどうりょく
名詞頻度ランク #12785 · 青空 267 例
標準
motive power
文例 · 用例
それにもかかわらず、うかうかとそういうものに頼って脚下の安全なものを棄てようとする、それと同じ心理が、正しく地震や津浪の災害を招致する、というよりはむしろ、地震や津浪から災害を製造する原動力になるのである。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
一片の麩を争う池の鯉の跳躍への憧憬がラグビー戦の観客を吸い寄せる原動力となるであろう。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
この力を原動力に利用して各種の作業をすれば利益があるだろうという事はよく人の考える事だが、ただ一つ困る事は、風は至って気まぐれ者で、思う時に思うように吹いてくれぬので、始終きまった馬力を要する器械にはちょっと使いにくい。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
丁度、あの接待者聖ジュリアンが、單なる一時的な慈愛では爲し得ないやうな、そしてその原動力として愛、一切の愛、この世のありとあらゆる愛をもつてゐるやうな、崇高な抱擁をその者に與へてやりながら、あの癩病患者の傍に臥たやうに、君は自分と一緒に臥る覺悟が出來てゐるか?
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
血は、老人がはねまわる、原動力だ。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
その原動力が、刻々に、体外へ流出した。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
このように恐ろしい地殻活動の現象はしかし過去において日本の複雑な景観の美を造り上げる原動力となった大規模の地変のかすかな余韻であることを考えると、われわれは現在の大地のおりおりの動揺を特別な目で見直すこともできはしないかと思われる。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
芸術でも哲学でも宗教でも、それが人間の人間としての顕在的実践的な活動の原動力としてはたらくときにはじめて現実的の意義があり価値があるのではないかと思うが、そういう意味から言えば自分にとってはマーブルの卓上におかれた一杯のコーヒーは自分のための哲学であり宗教であり芸術であると言ってもいいかもしれない。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
作例 · 標準
若者の情熱が、社会を変える原動力となる。
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彼女の好奇心は、新しい研究を進める原動力だ。
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チームの成功の原動力は、メンバー全員の協力にあった。
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