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湯浴み

ゆあみ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
(taking a) bath
文例 · 用例
どれお湯浴みして差上げましょう。
岡本かの子 ある日の蓮月尼 青空文庫
Nが知つてゐるS市の海岸にあるホテルへ行つて、充分な湯浴みをしなければ、満足出来ないとNが云ひ出したのであつた。
牧野信一 山を越えて 青空文庫
盥のなかに湯浴みするよき肉づきの生みの児の白き裸を見るときは、母の心を引立たす。
與謝野晶子 晶子詩篇全集 青空文庫
「賛之丞のやつ、さだめし仰天して、今頃はまたあたふたと、何処かへ逃げ出す支度でもしているだろう」 湯浴みを終えて、すすめる酒を程よくすまし、膳を下げて貰った後、三五兵衛は炬燵に手を入れて、「驚いたろう村上賛之丞。
吉川英治 八寒道中 青空文庫
二十日も、湯浴みをしない皮膚は、臭くって、かさかさして、自分の身体みたいな気がしない。
吉川英治 雲霧閻魔帳 青空文庫
いちどの湯浴みも水拭きもしたことなく、皮膚は垢とこの冬中の寒気で松かさみたいになっている。
吉川英治 黒田如水 青空文庫
それからまた毎日の湯浴みとか、體の清潔なんていふ點については、あの時代の女性はよく伽羅とか蘭麝、或ひは沈香といつたやうな香ひのものを豐富に使つたと書いてあり、それが“源氏文學”の一つの特徴ともなつてゐて、源氏にはしばしば出てをるのでありますが、さて、この實際はどうであつたらうか?
吉川英治 折々の記 青空文庫
第一に京都のやうな盆地、しかも日當りの惡い宮廷生活においては女性たちにとつて、朝夕髮を洗つたり、湯浴みしたりするやうな設備も、方法も恐らくはなかつたのではあるまいか。
吉川英治 折々の記 青空文庫