苛税
かぜい
名詞
標準
heavy taxation
文例 · 用例
近来、殆んど連年かかる悲惨なる目に遭い、その上|苛税の誅求を受けるこの辺の住民は禍いなるかな。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
これも苛税をはたす奇抜な法じゃ。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
このユダヤ人等は、政治的にはローマ総督と分封王との支配下にあり、宗教的にはエルサレムの祭司の支配下にあって、幾重もの苛税の下に呻吟していた。
— 豊島与志雄 『文学以前』 青空文庫
当時、関八州は管領の所領であって、万事京都風で、小むずかしいことばかりであった、ちょうど今時はやりの繁文縟礼であったのだ、そこへ早雲が来て、この繁文縟礼の弊風を一掃してしまい、また苛税を免じて民力の休養をはかった、つまりこれで、うまく治めたのだ。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
お上には、どんな御失費も滞渋ができぬように、下の者も、どんな事をしても、苛税に骨を削らなければならぬ。
— 吉川英治 『鬼』 青空文庫
そちに財賦の才なく、経営の巧みなければ、おそらく藩政の破綻、百姓への苛税など、まぬかれぬところであったにちがいない」 大いに、彼の功を称し、また一転して、こういいたした。
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫
でなくてさえ強慾な石見守は、私腹をこやすためと家康のきげんをとるために、金坑|掘夫をやとって八方へ鉱脈をさぐらせる一方に、甲斐の百姓町人から、ビシビシと苛税をしぼりあげて、じぶんは躑躅ヶ崎の館で、むかしの信虎時代もおよばぬほどなぜいたくをきわめている。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
当然、苛税、悪役人の横行、そして貧富の差は、いよいよひどく、苦民の怨嗟は、四方にみちてくる。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
新しい政策は、国民に苛税を強いるものだと批判の声が上がっている。
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戦乱で疲弊した民衆は、さらなる苛税に苦しめられていた。
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あの国の歴史は、支配者による苛税が反乱の引き金となった事例が多い。
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