屯田兵
とんでんへい
名詞
標準
agricultural soldiers
文例 · 用例
ト見ると、右も左も一望の雪の中に姿淋しき雑木の林、其間々に雪を冠つた屋根の規則正しく幾列も、並んで居るのは、名にし聞ゆる空知の屯田兵村であらう。
— 小樽より釧路まで 『雪中行』 青空文庫
そのとき船は阿弗利加沖を駛っていたが、ガルールは仏領南|亜米利加はギヤーヌの徒刑場へ流された苦い経験を思いだし、マロンは阿弗利加屯田兵の営舎から脱走して営倉に叩きこまれたときの記憶を喚びおこして、心ひそかにこの海上の自由を讃美しているのであった。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海』 青空文庫
その真中のところに、中二階のついた木造の家が見えており、屋根は赤く、壁は鼠いろ、というよりは寧ろ粗壁のままで――ちょうど今時、屯田兵の宿舎や、ドイツ人の移民の住居に建てられているような家だ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
屯田兵の制定はまだ一歩も進んでいない有様だ。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
試みに、この戦争に参加した陸軍軍人およそ五万二百余人、屯田兵六百余、巡査隊一万千余人、軍艦十四隻、海軍兵員およそ二千百余人と想像して見るがいい。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
維新の後川田源三郎は北海道に赴き屯田兵となっていたという事である。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
維新政府が大きく分裂した明治七年から士族|屯田兵制度を布いたのは、七年前「官軍」の主力となった西部諸藩から新たな内乱が起るのに備える一石二鳥の妙策であった。
— ――北海道初行脚―― 『望郷』 青空文庫
ところが西南戦争後、土地と民権のための自由民権闘争のほうはいたる大波が明治政府を根底からゆさぶった革命期にあたって、士族屯田兵は急速に進行している。
— ――北海道初行脚―― 『望郷』 青空文庫
作例 · 標準
屯田兵は、開拓と国防の二つの役割を担っていた。
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札幌には屯田兵の歴史を伝える博物館がある。
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屯田兵の子孫たちが、この地域の発展に貢献してきた。
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ウィキペディア
屯田兵(とんでんへい)は、明治時代に北海道(道央以北・以東)の警備と開拓にあたった兵士とその部隊である。1874年(明治7年)に制度が設けられ、翌年から実施、1904年(明治37年)に廃止された。
出典: 屯田兵 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0