酒肆
しゅし
名詞
標準
liquor shop
文例 · 用例
秋風や酒肆に詩うたふ漁者樵者 街道筋の居酒屋などに見る、場末風景の侘しげな秋思である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
これらの句で、蕪村は特に「酒肆」とか「詩」とかの言葉を用い、漢詩風に意匠することを好んでいる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
この句は「酒肆に詩うたふ」によって、如何にも秋風に長嘯するような感じをあたえ、詩としての純粋感銘をもち得るのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
道衍のと与に酒肆に飲ましめ、王みずから衛士の儀表堂々たるもの九人に雑わり、おのれ亦衛士の服を服し、弓矢を執りて肆中に飲む。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
そこで主管にして使うことにしたが、他の店員に妬まれてもいけないと思ったので、許宣に金をやって店の者を河の流れに臨んだ酒肆へ呼ばした。
— 田中貢太郎 『雷峯塔物語』 青空文庫
やがて酒を飲み飯を喫って皆が帰って往ったので、許宣は後で勘定をすまして一人になって酒肆を出たが、苦しくない位の酔があって非常に好い気もちであった。
— 田中貢太郎 『雷峯塔物語』 青空文庫
一僧の酒肆の前に立ちて説法するあり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
この謡に猩々が霊泉を酒肆の孝子に授けた由を作ってより、猩々は日本で無性に目出たがられ、桜井秀君は『蔭涼軒日録』に、延徳三年泉堺の富家へ猩々に化けて入り込み財宝を取り尽した夜盗の記事を見出された。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
仕事帰りにふらりと立ち寄った裏通りの酒肆で、名前も知らない常連客と酒を酌み交わした。
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城下町の外れにある古びた酒肆は、かつて多くの文豪たちが夜な夜な議論を戦わせた場所として知られる。
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今夜は賑やかな居酒屋ではなく、静かな時間が流れる隠れ家のような酒肆で、地酒をじっくり味わいたい。
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