斬殺
ざんさつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
killing with a sword (knife, dagger, etc.)
文例 · 用例
維新前の話であるが、通りがかりの武士が早乙女に泥を塗られたのを怒ってその場で相手を斬殺した事件があって、それを種に仕組んだ芝居が町の劇場で上演されたこともあったようである。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
かかりしほどに身は疲れ、小指の疵の痛苦劇しく、心ばかりは急れども、足|蹌踉いて腰|起たず、気さえ漸次に遠くなりつ、前後も知らでいたりけるを、得三に見出されて、さてこそかくは悪魔の手に斬殺されんとするものなれ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
○九月二十三日の夜、河原崎権之助、今戸の宅にて浪士の強盗に斬殺せらる。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
女はむごたらしく斬殺されてゐたが、その死骸のそばには生れたばかりの男の児が泣いてゐた。
— 岡本綺堂 『小夜の中山夜啼石』 青空文庫
ある夜、この小夜の中山にて山賊|出でて恋慕し、したがはざるによりて斬殺し、衣裳をはぎ取り行方無し。
— 岡本綺堂 『小夜の中山夜啼石』 青空文庫
「唖の次男を斬殺す。
— 太宰治 『桜桃』 青空文庫
それ占めたといふのであつたらう、忽ちに手対ふ者を討殺し、七八|艘の船に積載した財貨三千余端を掠奪し、かよわい妻子を無漸にも斬殺してしまつたのが、同月十九日の事であつた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
求めて得られぬものは、奪うという法がある、偸むという法もある、手だれの者を頼んでそれがしを斬殺して了うという法もある、公辺の手を仮りて、怪しき奴と引括らせる法もある。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
作例 · 標準
敵将は、激しい戦いの末、敵兵に斬殺された。
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伝説の剣士は、その流れるような斬殺で敵を次々と倒した。
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「あれは斬撃というより、斬殺に近いな。」
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