篩
ふるい
名詞頻度ランク #20539 · 青空 140 例
標準
sieve
文例 · 用例
第一、事々に、真実と虚飾とを篩ひ分ける感情基底を失はずしてあることが既に問題なのである。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
この混合した粉を硝子板の表面に一様に篩いかけて後押し付けると三色の粉を不同なく板の上に密布し、顕微鏡で見れば全体がモザイックのようになっている。
— 寺田寅彦 『天然色写真新法』 青空文庫
しかしそれに刺され、あるいはそれを除けて行く往来の人はまだ篩にかけられていなかった。
— 岡本かの子 『売春婦リゼット』 青空文庫
だんだんに善いところと悪いところを篩い分けて進むといいかと思う。
— 寺田寅彦 『二科会展覧会雑感』 青空文庫
」 じいさんはそんなことを云うおしかにかまわず、篩いや、中古の鍬まで世話になった隣近所や、親戚にやってしまった。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
半分見える土間では二十四五の女が手拭を姉樣かぶりにして上りがまちに大盥程の桶を控へ何物かを篩にかけて專念一|意の體、其桶を前に七ツ八ツの小女が坐りこんで見物して居るが、これは人形のやうに動かない、風呂の中の少年も同じくこれを見物して居るのだといふことが自分にやつと解つた。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
小祠宮沢賢治赤き鳥居はあせたれど杉のうれ行く冬の雲野は殿堂の続きかなよくすかれたる日本紙は一年風に完けきと雪の反射に知りぬべしかしこは一の篩にてひとまづそこに香を浄み入り来るなりと云ひ伝ふ雪の堆のなかにしてりゝと軋れる井戸車野は楽の音に充つるかな
— 宮沢賢治 『小祠』 青空文庫
むしろ進んで、暗合的なものと因果的なものとを含めた全体のものを取って、何かの合理的な篩にかけて偶然的なものと必然的なものとを篩い分ける事に努力したほうが有利ではあるまいか。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
作例 · 標準
ケーキを作る際、小麦粉をあらかじめ細かい篩にかけておくことで、ダマのない滑らかな生地に仕上がる。
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遺跡の発掘調査では、掘り出した土を篩にかけて、小さな破片やビーズなどの遺物を見逃さないようにする。
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砂場で遊ぶ子供たちは、プラスチックの篩を使ってサラサラの砂だけを集めて山を作っていた。
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標準
screening (jobs, candidates, etc.)
作例 · 標準
大手企業の新卒採用では、エントリーシートの段階で多くの応募者が厳格な篩にかけられ、面接に進めるのはほんの一握りだ。
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書類選考という一次の篩を通過しただけでも、彼のこれまでの努力が認められた証拠だと言える。
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オーディション番組では、毎週過酷な課題が与えられ、才能のない者は次々と篩から落とされていく。
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ウィキペディア
篩(ふるい)とは、紛粒状の固体混合物から、その粒径やその他の物理的性質によって、特定の紛粒状固体を選別する機器の総称。一般には網状になっている。本来は粗い目のものを「通し」、細かい目のものを「ふるい」というが、混用されており厳密に区別することも困難とされる。
出典: 篩 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0