言い寄る
いいよる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to court
文例 · 用例
色好みの喜平次は思わずも引きつけられて、厚顔しくも女に言い寄ると、案外容易に靡いて、二人は怪しい夢を結ぶ。
— 小酒井不木 『暴風雨の夜』 青空文庫
而も、これまでの女中は、信之が言い寄ると、みんな、すぐ様暇を取って帰って行ったのに、沢は逃げるどころか、却って彼に対して一種の好意を見せて居るようなので信之の心はすっかり掻き乱され、彼の沢に対する恋は日に日に猛烈になって行きました。
— 小酒井不木 『暴風雨の夜』 青空文庫
だから、彼は今度は自分自身のために艶子に言い寄るに違いない。
— 合作の六(終局) 『五階の窓』 青空文庫
言い寄る男なども、少からずあったようで、その中に、或る上院議員からの猛烈なラヴ・レタアのあったことは、ちょっと人々を驚かしたりした。
— 牧逸馬 『アリゾナの女虎』 青空文庫
わたくしに直接なんとも言わないで、菅野の奥さまを通して、甘言を竝べ立て、しつっこく言い寄るなんて、そのやり口もいやですけれど、それもまあよいとして、あの指輪が気に入りませんの。
— 豊島与志雄 『化生のもの』 青空文庫
むさくるしいところですが、うちの女房だけは自慢の女房で、まことに親切な女です」 ヤス子も考えたあげく賛成して私の家で一夜をあかしたが、私はこんな機会をねらって御婦人に言い寄るような、そんな便乗的な手法は用いない。
— ――ゴロー三船とマゴコロの手記―― 『ジロリの女』 青空文庫
日の丸をふってでてくる田舎娘にモシモシなどゝ言い寄るのはキマリが悪いから、私も迷惑していたが、先方は私以上に迷惑であったらしく、日の丸をクルクル棒にまいて、帯の間へ押しこんで、たった一寸ばかりフトコロから顔をだしているばかりであるから、危く見逃すところであった。
— ――横山泰三にさゝぐ―― 『無毛談』 青空文庫
要するに見合いに立ち騒いでいる大部分はニセモノばかりで、二千余人のホンモノはボンヤリ立ってニセモノの大活躍を見ているばかり、自分の力で言い寄る勇気がない。
— 坂口安吾 『集団見合』 青空文庫
作例 · 標準
彼は彼女に熱心に言い寄っていたが、なかなか振り向いてもらえなかった。
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「もう、しつこく言い寄らないで!」と彼女は言った。
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かつては、結婚の申し込みは、まず相手に言い寄ることから始まったものだ。
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彼は将来を共にすることを誓い、彼女に熱烈に言い寄った。
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