寮舎
りょうしゃ
名詞
標準
dormitory
文例 · 用例
あとから歩きながら、「わるくないね、君」「さうですな…………」妻子を国に置いて本社の独身|者の寮舎に起臥してゐるBは、いくらか皮肉な調子で、「一晩中あの女は起きてゐましたよ。
— 田山録弥 『アカシヤの花』 青空文庫
妹は寮舎に、私はどこか郊外に下宿でもいたしましょう。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
庄原より) 寮舎にまなぶ美しき妹 先日は妹がお訪ねしましたそうですね。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
と、片側の赤|煉瓦の、寮舎――ニコライ寺の学寮――の窓から、讃美歌が洩れて来て、オルガンの合奏もきこえだしたので、美妙斎は錦子を抱えるようにして歩き出した。
— 長谷川時雨 『田沢稲船』 青空文庫
もし諸君が人々の消息を知りたければ六年前に一高の寮舎にありし人について聞くがよい。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
木立を透して寮舎や病棟の電燈が見えた。
— 北條民雄 『いのちの初夜』 青空文庫
十一月二十七日(日曜) モヤさん、京都へ先発(秀雄さんと一緒なり) 朝モヤ、女子大学寮舎の山原さん、丹野さん訪問、オーキ、理髪の後林町へ来た。
— 一九二七年(昭和二年) 『日記』 青空文庫
坊さんは寮舎に帰って、平生読み破った書物上の知識を残らず点検したあげく、ああああ画に描いた餅はやはり腹の足にならなかったと嘆息したと云います。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
作例 · 標準
大学の古い寮舎は隙間風が酷いが、家賃が安いので学生たちにはありがたい存在だ。
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改装工事が終わった新しい寮舎には、共用の広いラウンジや最新の設備が整っている。
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夕暮れ時になると、寮舎の窓からはカレーや肉じゃがの匂いが漂ってくる。
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