貝貨
ばいか
名詞
標準
shell money
文例 · 用例
杉本教授の「中世に於ける雲南の貝貨」は、広島史学研究会の『史学研究』第三集四一号に出ていて最近に読んだ。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫
かくたまさかに取出るにも指の先こわきやうにて、はか/″\しうは得も縫ひがたきを、かの人あらばいかばかり言ふ甲斐なく浅ましと思ふらん、など打返しそのむかしの恋しうて、無端に袖もぬれそふ心地す。
— 樋口一葉 『あきあはせ』 青空文庫
思ふ人を遠き県などにやりて、明くれ便りの待わたらるゝ頃、これを聞たらばいかなる思ひやすらんと哀れなり。
— 樋口一葉 『あきあはせ』 青空文庫
よもあらじとは思へど、唯そのものゝやうに懐かしく、恋しきにも珍らしきにも涙のみこぼれて、この虫がやうに、よし異物なりとも声かたち同じかるべき人の、唯今こゝに立出で来たらばいかならん。
— 樋口一葉 『あきあはせ』 青空文庫
峻は善良な長い顔の先に短い二本の触覚を持った、そう思えばいかにも神主めいたばったが、女の子に後脚を持たれて身動きのならないままに米をつくその恰好が呑気なものに思い浮かんだ。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
これらの支配因子が与えられた場合に、火災が自由に延焼するとすればいかなる速度でいかなる面積に広がるかという問題についてたしかな解答を与えることは現在において困難である。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
ふん、斯んなあんばいか。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
突然こなたに向きて、しからば問いまいらせん、愛の盗人もし何の苦悩をも自ら覚えで浮世を歌い暮らさばいかに、これも何かの報酬あるべきか。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
作例 · 標準
古代の交易では、貝貨が重要な通貨として使われていた。
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博物館には、様々な地域の貝貨が展示されている。
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この部族は、今でも儀式で貝貨を用いる習慣がある。
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