卵嚢
らんのう
名詞名詞-の形容詞
標準
egg sac
文例 · 用例
一月程でこの眼が髪の毛ほどの魚体となつて卵嚢を破つて出る、卵がむけたと云ふ。
— 正木不如丘 『釣十二ヶ月』 青空文庫
宿主が文明化するに従ってシラミは卵嚢または卵を身体の体毛ではなく衣類の繊維に付着させるようになった。
— ――専門家でない読者に必要な12章を含む発疹チフス一生の伝記 『ネズミ、シラミ、歴史』 青空文庫
これは何の歌じゃ」「この騒動の原因はと申しますると、意外な男と女との関係ごとから起ったに違いないと思いました私の見込みを申しましたので……」「わからんのう。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
犬骨折って鷹に取らるるか……腕も知恵もないザマで立身出世ばっかりしたがる上役の下に付いとっちゃあ堪らんのう。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
「この前歯の処ウを、上下噛合わせて、一寸の隙も無いのウを、雄や、(と云うのが北国辺のものらしい)と云うですが、一分一寸ですから、開いていても、塞いでいても分らんのうです。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
」「……知らんのう、実物を見たら、あゝ、これか――と思ふかも知んないが……ヤドリ木?
— 牧野信一 『寄生木と縄梯子』 青空文庫
先生は、大村が死にかけておったら、気に入らんですか」「入らんのう、かりそめにも暗殺の名人と名をとった神代直人じゃ。
— 佐々木味津三 『流行暗殺節』 青空文庫
あなたはいつ敵に逢えると思っていますか」「それはお前にも分かるまいが、己にも分からんのう」「そうでしょう。
— 森鴎外 『護持院原の敵討』 青空文庫
作例 · 標準
クモの巣に、白い綿のような卵嚢がぶら下がっていた。
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昆虫の中には、体を保護するように卵嚢を産み付ける種類もいる。
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庭でジョロウグモの卵嚢を見つけ、秋の深まりを感じた。
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