研ぎ
とぎ
名詞頻度ランク #32968 · 青空 36 例
標準
polish
文例 · 用例
見よやわが十指は晶結し背にくりいむは瀧とながるるごとししきりに掌をもつて金屬の女を研ぎ胴體をもつてちひさなる十字を追へば樹木はいつさいに※轉し都は左にはげしく傾倒す。
— 萩原朔太郎 『受難日』 青空文庫
しだいに四方を眺むれば、遠き地平を超え、黒き眞冬を超えて叫びしんりつす、ああ聖地靈感の狼ら、かなしみ切齒なし、にくしんを研ぎてもとむるものを、息絶えんとしてかつはしる。
— 萩原朔太郎 『巡禮紀行』 青空文庫
それだのに富士の裾野の水車は、水辺に夕暮の淡い色を滲じみ出した紫陽花の一と群れに交わって、丸裸のまま、ギイギイ声を立て、田から田へ忙しく水を配ばり、米を研ぎ、材木を挽いたりして、精を出して働いている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
道具を家で研ぎすましておいて仕事場に来る大工があってたまるものか。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
安菓子を滅茶々々に腹の中につめ込んだり、飲めもしない酒をやけらしくあふつて、水のしたゝるやうに研ぎすましたジヤック・ナイフをあてもなく振り廻したりして、することもなく夜更しをするのが、彼に取つてはせめてもの自由だつた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
而して滅茶苦茶に酔つぱらつて、勃凸の例の研ぎすましたジヤック・ナイフを自分の脚に突き刺して、その血を顔中に塗りこくつて、得意の死の踊りといふのを気違ひのやうに踊つた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
それで、蛇はひがんで、のたのた這い廻るし、蛙はがあがあ騒ぐのだし、蜂はぶんぶん腹立ちまぎれに螫しに来るし、狼や獅子は、鋭い牙を研ぎ出したのだよ。
— 岡本かの子 『トシオの見たもの』 青空文庫
はじめにお値段を決めておいてよろしかったらお研ぎいたしましょう。
— 宮沢賢治 『チュウリップの幻術』 青空文庫
作例 · 標準
包丁の研ぎをお願いするため、専門の店に行った。
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彼は日本刀の研ぎの技術を長年かけて習得した。
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研ぎをすることで、鈍くなった刃が鋭さを取り戻した。
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