国権
こっけん
名詞頻度ランク #31013 · 青空 101 例
標準
power of the state
文例 · 用例
その頃は支那に於ける欧米列強の国権拡張時代であった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
明治六年の征韓論に就いての廟議の紛糾は、当時の重臣間に於ける文治派と武断派との意見の対立ではあるが、武断派の思想的背景としては、西洋文明の輸入に快からざる保守主義的傾向、攘夷思想の変形である国権論、武士階級の撤廃に対する不満、薩長専制に対する不平などが横はつてゐることを見逃すことが出来ない。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
当時妾の感情を洩らせる一片の文あり、素より狂者の言に近けれども、当時妾が国権主義に心酔し、忠君愛国ちょう事に熱中したりしその有様を知るに足るものあれば、叙事の順序として、左に抜萃することを許し給え。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
惟ふに、凡そ国利を護り、国権を保つには、国際公法などは実は糸瓜の皮、要は兵力よ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
二葉亭にいわせると、日本人が浦塩あたりで盛んに商売するのは、当人自身は金儲けより外考えないでも、これが即ち日本の勢力を扶植する所以であるから、商売の種類は何であろうとも関わぬ、海外の金儲けは即ち国富の膨脹、国権の伸長、国威の宣揚である。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
特に言論機関の代表者に対する挙国一致要求は、重ねて警保局の通達となって現われたから、もはやただの懇請や談合ではなくて、国権的命令に他ならない。
— 戸坂潤 『思想動員論』 青空文庫
つまり一方に於ては民間の文化常識を援用することにより、他方に於ては官憲的名士による国権的権威によって、文化上の挙国一致主義とも云うべき支配者的意図に基いて「日本原理」に樹つ思想文化を民衆の間に動員しようというわけだ。
— 戸坂潤 『思想動員論』 青空文庫
作例 · 標準
国家の主権とは、国権の最高独立性を意味する。
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国権の発動には、常に国民の意思が反映されるべきだ。
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彼は国権を濫用し、国民から強い反発を受けた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
国権(こっけん) 国家権力の意味。 福島県南会津郡南会津町に存在する日本酒蔵元メーカー「国権酒造」の代表銘柄である。→ 国権酒造
出典: 国権 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0