再三再四
さいさんさいし
副詞名詞
標準
repeatedly
文例 · 用例
此の點より觀れば、能く福を惜み得るに於ては其の人既に福人なのであるから、再三再四福に遇ふに至るも、怪むべきでは無いのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
私は鼻をつまんで、三度まわって、それから片手でコップの水を二拝して一息で飲む、というまじないを、再三再四、執拗に試みたが、だめであった。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
一見したのを直ぐ其の儘受け取らないで、再三再四繰返えし考え、横からも縦からも噛みしめて本当の事実を本然の姿を突き留めて来て下さい。
— 岡本かの子 『母と娘』 青空文庫
再三再四問ひたる後に、答へて曰ふやう、妾は今宵この山のうしろまで行かねばならずと。
— 北村透谷 『鬼心非鬼心』 青空文庫
この幽霊のために再三再四妨害されて、実に腹が立ってたまらないので、もうこうなったら根くらべ意地くらべの決心で、来年も重ねて試験を受けようと思っていたところが、二、三日前に郷里の父から手紙が来て、今度こそはどうしても帰れというんです。
— 岡本綺堂 『白髪鬼』 青空文庫
再三再四、私はそっとわが心に問うた、「彼は何者であるか?
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
顧えば女性の身の自ら揣らず、年|少くして民権自由の声に狂し、行途の蹉跌再三再四、漸く後の半生を家庭に托するを得たりしかど、一家の計いまだ成らざるに、身は早く寡となりぬ。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
この点から観ればよく福を惜しみ得るに於いて、その人すでに福人なのであるから、再三再四福に遇うのも怪むことはないのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は再三再四、彼に会いたいと手紙を送った。
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再三再四の警告にも耳を傾けず、彼は危険な場所に近づいた。
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あの店には再三再四訪れているが、いつも新しい発見がある。
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