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脱俗

だつぞく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
unworldliness
文例 · 用例
脱俗してゐるところがあるよ。
太宰治 富嶽百景 青空文庫
「花田さん、そっちは本堂ですよ」と世話役の人に注意されると、「はッ」と言いながら、こんどは間違って便所の方へ行ってしまうという放心振りがめずらしくなく、飄々とした脱俗のその風格から、どうしてあの「寄せの花田」の鋭い攻めが出るのかと思われるくらいである。
織田作之助 勝負師 青空文庫
相手の坂田もそれに輪をかけた脱俗振りで、対局中むつかしい局面になると、「さあ、おもろなって来た。
織田作之助 勝負師 青空文庫
その時、大柄ののっぽうの、それでいていつも棗のような顔をして眼の細い、何か脱俗している好々爺が著て来たのがこれであった。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
支那人一流の毒々しいエロと、バクチと、酒池肉林式の正月気分に、ウンという程|飽満したアトの富豪連ですから、そうした脱俗的なピクニック気分を起すのは、生理上むしろ当然の要求かも知れませんからね。
夢野久作 狂人は笑う 青空文庫
学問も結構ですが、やたらに脱俗を衒うのは卑怯です。
――新曲聊斎志異―― 竹青 青空文庫
兄の禅師だけは稀に山から京へ出た時に訪ねて来るが、その人も昔風な人で、同じ僧といっても生活する能力が全然ない、脱俗したとほめて言えば言えるような男であったから、庭の雑草を払わせればきれいになるものとも気がつかない。
蓬生 源氏物語 青空文庫
舞い人は、「高巾子」という脱俗的な曲を演じたり、自由な寿詞に滑稽味を取り混ぜたりもして、音楽、舞曲としてはたいして価値のないことで役を済ませて、慣例の纏頭である綿を一袋ずつ頭にいただいて帰った。
初音 源氏物語 青空文庫
作例 · 標準
山奥の古寺で隠居生活を送るその老人は、どこか脱俗した仙人のような雰囲気を漂わせていた。
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世俗のしがらみを捨てて脱俗し、ただ静かに詩を詠んで暮らすことに憧れを抱く。
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彼の描く水墨画には、都会の喧騒を忘れさせるような脱俗した美しさがある。
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