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コバルト

コバルト
名詞頻度ランク #29180 · 青空 180
1
標準
cobalt (Co)
文例 · 用例
ぎょっとして振りむくと、馬場の右脇にコバルト色の学生服を着た背のきわめてひくい若い男がひっそり立っていた。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
コバルトの空には玉子色の綿雲が流れて、遠景の広野の果の丘陵に紫の影を落す。
寺田寅彦 森の絵 青空文庫
スマ子女史はワイシャツの縫目からミス・フランセのコバルトの細巻をとりだして火をつけると、蒸気のこもった部屋に水沫のように緑色の煙を吐き出して、――だが、人に聞くと君はちかごろ恋のテクニックに夢中なんですって?
吉行エイスケ 職業婦人気質 青空文庫
コバルト山地なべて吹雪のたえまより、  はたしらくものきれまより、コバルト山地山肌の、    ひらめき酸えてまた青き。
宮沢賢治 文語詩稿 一百篇 青空文庫
画工さんは立処にコバルトの絵の具を溶いたし、博士は紫の蝶を追つて、小屋うらの間道を裏の林に入つたので。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
寝ころんで本を読んでいると白いページの上に投じた指の影が、恐ろしく美しい純粋なコバルト色をして、そのかたわらに黄色い補色の隈を取っているのを見て驚いてしまってそれきり読書を中止した事もある。
寺田寅彦 自画像 青空文庫
「お日さまは、今日はコバルト硝子の光のこなを、すこうしよけいにお播きなさるやうですわ。
宮沢賢治 まなづるとダァリヤ 青空文庫
プルシャンブリューでは無論なしコバルトでも濃い過ぎるし、こんな空色は書きにくいと小山はつぶやきながら行った。
国木田独歩 小春 青空文庫
作例 · 標準
この合金にはコバルトが添加されており、高温下でも高い強度を保つことができる。
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リチウムイオン電池の正極材としてコバルトは欠かせないが、その供給不安が課題だ。
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鉱山から採掘されたばかりのコバルト原石が、研究室の棚に厳重に保管されている。
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2
標準
cobalt blue
作例 · 標準
画家はパレットの上でコバルトを薄め、地中海の澄み渡った空を表現しようとした。
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陶芸家は、焼き上がった磁器の美しいコバルトの模様を満足そうに眺めている。
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彼女の今日のドレスは、深みのあるコバルトで、パーティー会場でも一際目を引いた。
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ウィキペディア

コバルト は、原子番号27の元素である。元素記号はCo。純粋なものは銀白色の金属である。常温で安定な結晶構造は六方最密充填構造 (hcp) で、420 °C以上で面心立方構造 (fcc) に転移する。鉄族元素のひとつであり、強磁性体である。鉄より酸化されにくく、酸や塩基にも強い。キュリー点は1150 °C。

出典: コバルト — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0