減水
げんすい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
subsiding of water
文例 · 用例
減水してゐたので、豪宕たる感じはなかつた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
が、糞泥汚物を押流す大汎濫は減水する時に必ず他日の養分になる泥沙を残留するようにこの馬鹿々々しい滑稽欧化の大洪水もまた新らしい文化を萌芽するの養分を残した。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
「今朝方は、また二寸からの減水で、いよいよ車は水が呑めなくなりましたが、お心はたしかであつて下さいよ。
— 牧野信一 『バラルダ物語』 青空文庫
蝦蟇はこの池のふちの斜面に横穴を掘って、その奥に冬眠しているということであったが、みると、なるほど、減水した水面と池の縁とのちょうど中間のところに点々と穴がある。
— 北大路魯山人 『蝦蟇を食べた話』 青空文庫
減水の際は此岩が露出して瀑は左右に二岐するそうである。
— 木暮理太郎 『四十年前の袋田の瀑』 青空文庫
かくてフォーヌやドリアード、ニムフ姉妹の合唱隊は、減水と富源のために働いた、彼等が勇士の愉しげに今は木蔭に憩ひつつ、古き捷利を思ひ合はする勇士に近づき、かろやかに彼のめぐりをとりかこみ、花の冠・葉飾りを、それの額に冠けたり。
— VERS DE COLLEGE 『ランボオ詩集≪学校時代の詩≫』 青空文庫
減水の折は餓鬼谷の出合から右岸に移り、河伝いに此処まで辿り得るとのことである。
— 木暮理太郎 『黒部川を遡る』 青空文庫
平から御前谷までの間では、河幅はまだ狭くなる所か、或場所では河原が開けて、水は二筋三筋に分れ、土手のように盛り上った砂丘の間に、こんもり繁った闊葉樹が点々と散在している所さえある、これは赤沢岳の上からも観察される、が、深さは著しく増して余程減水した折でなければ徒渉は思いも寄らぬ。
— 木暮理太郎 『黒部峡谷』 青空文庫
作例 · 標準
大雨の後の川は、次第に減水していった。
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ダムの減水により、農業用水が不足している。
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水道管のトラブルで、一時的に減水する地域があった。
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