末世
まっせ異読 まっせい
名詞
標準
degenerate age
文例 · 用例
してみると、これらの武家物は決してかくのごとき末世的武士道を礼讃し奨励するつもりではなく、反対にその馬鹿らしさを強調し諷諫するような心持が多分にあったのではないかとも想像される。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
我国で乱離の世と云へば先づ足利の末世を指すのであるが、博奕が此時代から大に盛んになつた。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
不幸の僧はつく/″\此状を※し、慨然として、「あゝ、末世だ、情ない。
— 泉鏡花 『旅僧』 青空文庫
科學的知識を以つて教義を議し、阿頼耶識を檢めようとするやうな時代は既に末世の事である。
— 木下杢太郎 『海郷風物記』 青空文庫
余は一心に熟視めて居る……いつか余は朱の房のついた長い剣となつて渠等の内に舞踏つてゐる………長田秀雄 邪宗門秘曲われは思ふ、末世の邪宗、切支丹でうすの魔法。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
文学は泰平の賜物なり、戦乱の時代にありては文学は必らず、活動世界を離れたる塲所に潜逸するものなり、足利氏の末世に於て即ち然り。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
もしも、それが聊かでも実社会に関係のある仕事であったならば……又は同じ芸術でも、絵画とか、文章とか、劇とか、音曲とか多少世俗に受け入れられ易い仕事に関係していられたならば……そうしてあれだけの精彩努力を傾注されたならば、翁は優に一代の偉人、豪傑もしくは末世の聖賢として名を青史に垂れていたであろう。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
信長は、この末世の悪僧共が浅井、朝倉と通謀して彼の大志を妨げようとしたから、徹底的に焚滅し、永年の禍根を絶つたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
作例 · 標準
現代社会はまさに末世の様相を呈しており、人心は荒れている。
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「末世の世には、奇妙な出来事が多く起こる」と老人は言った。
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ゲームのストーリーは、文明が崩壊した末世を舞台にしていた。
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標準
age of the decline of Buddhism
作例 · 標準
仏教では、釈迦の入滅後、時代が下るにつれて仏法が衰退する末世という概念がある。
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末世思想は、平安時代の日本において貴族社会に大きな影響を与えた。
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この経典には、末世における人々の苦しみと救済が説かれている。
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