邪知
じゃち
名詞
標準
knowledge applied to evil purposes
文例 · 用例
」「さあ先生なら一目見て、何百目まで云うんだが、おれたちじゃちょっとわからない。
— 宮沢賢治 『フランドン農学校の豚』 青空文庫
わかりましたか、じゃちょっとさようなら」 それからシグナルは、ううううと言いながら眼をぱちぱちさせて、しばらくの間だまっていました。
— 宮沢賢治 『シグナルとシグナレス』 青空文庫
)(いいや、ここじゃちっとも知らん。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
」「それがね、ここじゃちょっと言いにくいけど、とにかく会った方がいいわ。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
二人がまだどっちとも決めずにいるうちに、主人は一人できめてしまって、じゃちょっと待っておれよ、といって奥へ姿を消した。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
」「ええ、女房もいうのでありまするし、かような事は、先生の前じゃちといかがな儀ではありまするが、それを聞いた手前なども、またさようかに考えるので、どうも争われないものですよ。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
いっそ、特にあの坂で、とでもいうことなら、いかにお夏さんが神色自若としていたから、といって、こちらが呑気だからといって、墓といい、森といい、暗さといい、たといそこまでは上の空でも、坂の下り口じゃちょいとでも気がさして、他の路を行きましょうぐらいはいえるだろうのに。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
御自分じゃちゃんとしてお在遊ばすのでございましょうけれども、どうやらお心が確じゃないようにお見受申します。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼はその類まれなる知能を、私利私欲を満たすための邪知として悪用した。
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邪知に長けた詐欺師の言葉に、多くの善良な市民が騙されてしまった。
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権力を維持するために、彼はあらゆる邪知を巡らせてライバルを失脚させた。
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