小賢しい
こざかしい
形容詞
標準
clever
文例 · 用例
僕は一か月も大沢の家へ通ううち、今までの生意気な小賢しいふうが次第に失せてしまった。
— 国木田独歩 『初恋』 青空文庫
うち見るところ七八歳から十五六歳までの頑是ない稚児の時代から既に物心ついた少年期の成人しきつた顔容の奴まで、それがたつた一人の生長史をまざまざと見せつけられるかと思はれるまで、眼の大きい、額の広くつて青い、鼻の尖つた、何れも寸分違はぬ、小賢しい面色をしてゐる。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
小賢しい鴉はそれをよく知つてゐました。
— 山村暮鳥 『ちるちる・みちる』 青空文庫
「こんな夜中にどこへおいでになるんですか」 小賢しい老女がこちらへ歩いて来るふうである。
— 空蝉 『源氏物語』 青空文庫
母の頑迷を醜くゝ思つた彼だつたが、母にも増した小賢しい、小人の心の動きを圧えることが出来なかつた。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
はじめて主人といふものになつた彼の、小賢しい焦慮もその不用意な胸や頭を醜く、歪めてゐたには違ひなかつたが。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
貯水場の建物のところまで二人で競走しましょう」 彼女の小賢しいアラビヤ馬は飛鳥のごとくに駈け出したので、わたしの騎兵用軍馬もすぐに後からつづいた。
— 幻の人力車 『世界怪談名作集』 青空文庫
母親がそっと小原に様子を訊いてみると、小賢しい小原はえへら笑いばかりしていて容易に話さなかった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも小賢しい言い訳をして、責任を逃れようとする。
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その小賢しいやり方には誰も騙されない。
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子供の小賢しい嘘に、思わず笑ってしまった。
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