手枷
てかせ異読 てがせ・てかし・てがし・しゅかい
名詞多音語
標準
handcuffs
文例 · 用例
飛んでもない脅迫をうけて、獄卒も今さら途方にくれたが、結局よんどころなしに出してやると、かれは約束通りに戻って来て、再び手枷首枷をはめられて獄屋のなかにおとなしく這入っていた。
— 岡本綺堂 『自来也の話』 青空文庫
これは余談だが、小田原落城後、秀吉は、その時の使節たる坂部岡江雪斎を捕え、手枷足枷をして、面前にひき出し、「汝の違言に依って、北条家は亡んだではないか。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
なまじ城持ちじゃ、国持ちじゃと手枷首枷があればこそ思い通りに振舞うことも出来ぬのじゃ。
— 佐々木味津三 『十万石の怪談』 青空文庫
支那や朝鮮にあるという手枷、足枷があるのは、一種の標本かとも思えた。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
」思ひが、全身を恰も身に合はぬ窮屈な外套と云はうか、鎧と云はうか、手枷足枷と云はうか名状し難い強さで絞めつけられて来て、それこそほんたうに「穴があれば這入りたい!
— 牧野信一 『女に臆病な男』 青空文庫
我れわれが早くに竈へ火をかけたればこそ、追手も油断して帰ったが、さもなければ真っ先に竈の中をあらためて、彼らは勿論、我れわれも今ごろは手枷や首枷をはめられているであろうと言う。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
「こいつ、妖術をもって人を惑わす奴だ」 背を打たせること二十|杖の後、首枷手枷をかけて獄屋につながせ、明日かれを殺すことにしていると、その夜のうちに劉は消えるように逃げ去って、誰もそのゆくえを知ることが出来ませんでした。
— 稽神録 『中国怪奇小説集』 青空文庫
ある日、楊が役所に出ていると、数人の者が手枷や首枷をかけた一人の囚人をつれて来て、なにがし村の一件の御吟味をおねがい申すといって消え失せた。
— 夷堅志 『中国怪奇小説集』 青空文庫
作例 · 標準
警察は容疑者の手に手枷をかけた。
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映画の中で、主人公は手枷を外して逃走した。
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強盗は捕らえられ、手枷をはめられた。
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標準
restrictions
作例 · 標準
会社の古い規則が、若い社員の手枷となっている。
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予算の手枷があるため、計画を縮小せざるを得ない。
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彼の才能は、現体制の手枷によって十分に発揮されていない。
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