白鳩
しろはと
名詞
標準
dove
文例 · 用例
自分が手籠めになろうとしたのを、折よく来かかって扶けてくれた、旅客に顔を見られたが、直ぐにとこうの口も利かず、鬼に捉られた使の白鳩、さすがに翼を悩めたらしゅう、肩のあたり、胸のあたり、黒髪も打揺らぐは、朝風のさそうにあらず、はずんで呼吸をつくのであった。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
手飼の白鳩が五六羽、離れの屋根のあたりから羽音を立てて芝生へ下りる。
— 鈴木三重吉 『千鳥』 青空文庫
末造は今でも残っているこの店の前に立ち留まって、檐に高く弔ってある鸚鵡や秦吉了の籠、下に置き並べてある白鳩や朝鮮鳩の籠などを眺めて、それから奥の方に幾段にも積み畳ねてある小鳥の籠に目を移した。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
さはあれどわが見し花うりの目、春潮を眺むる喜の色あるにあらず、暮雲を送る夢見心あるにあらず、伊太利古跡の間に立たせて、あたりに一群の白鳩飛ばせむこと、ふさはしからず。
— 森鴎外 『うたかたの記』 青空文庫
通達状は白鳩の矢にはさんで、屋上に届けておいた。
— 牧野信一 『酒盗人』 青空文庫
あゝ、あの姫が餘の女共に立交らうてゐるのは、雪はづかしい白鳩が鴉の群に降りたやう。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
戀のものいみ一尼額なる白鳩の朱なる脛に結ひぬとも、心は往かじ、君が住むそらのあなたの御苑へは。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
白鳩を呉れると云ってよこした友達に斯んな返事を、不器用なペン字で書いてやった。
— 宮本百合子 『千世子(三)』 青空文庫
作例 · 標準
平和の象徴である白鳩が、空高く舞い上がった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
公園で子供たちが白鳩に餌をあげていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
白鳩の夫婦が、教会の屋根に巣を作っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash