辣腕
らつわん
名詞名詞-の形容詞形容動詞
標準
shrewdness
文例 · 用例
本田富次郎の頭脳が、兎に角物を言う事の出来た間中は、彼は此地方切っての辣腕家であった。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
そんな辣腕と質は違つても、都合上、勝手よろしき處で俥を替へるのが道中の習慣で、出發點で、通し、と極めても、そんな約束は通さない。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
私は叔父の財産を惜しいとも思わなければ、伊奈子の辣腕を憎む気にもなれなかった。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
彼等の衣裳道樂に呆れるよりも、宣教師と結托したミシン會社の辣腕に呆れる方が本當なのかも知れないが、とにかく、驚くべきことである。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
彼らの衣裳道楽に呆れるよりも、宣教師と結托したミシン会社の辣腕に呆れる方が本当なのかも知れないが、とにかく、驚くべきことである。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
親王の日記には、彼の名前も見え、慶応三年九月十三日の項には、「幕府の辣腕家、原市之進に替るべきものは近藤である。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
何よりわが友人の辣腕の一端を知らしめる一助となるのであるから。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
この事件がこれ以上の解決を見せなくとも、少なくとも人目を惹く形で我らが刑事捜査局の辣腕を見せつけることになった上、全外国人に教訓として、恨み辛みは本国にとどめ英国の地に持ち込まぬが賢明だということを知らしめることになるだろう。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
作例 · 標準
経営不振に陥っていた老舗旅館は、彼のような辣腕のコンサルタントを招き入れたことで見事に息を吹き返した。
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彼女は若くして法務部のリーダーに抜擢され、その辣腕ぶりで数々の複雑な訴訟を有利に導いてきた。
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彼は温和な笑顔の裏で、ライバル企業を次々と買収していく辣腕の経営者として業界内で恐れられている。
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